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なぜか教会だけは無事であった, それを拾ったのが若き頃のさいとうたかをだった, 終わった漫画家, 扱いをされて辛酸を舐める, 10セントブックスを拾い, エログロが詰め込まれている, しかし青年漫画に活動の舞台を移し, バイオレンス, ブラックジャック, 憂さ晴らしを目的としたもので単純明快なストーリーでアクション, 10セントブックスは前線で戦う米兵のストレス解消, その中の誰かが10セントブックスを山の中に捨てた, 火の鳥, ブッダ, 信太山は米兵だらけとなり, といった, で奇跡の復活を果たす, 手塚作品の初期の, 現在は自衛隊の駐屯地となっている, さいとうたかをらの劇画集団であった, 魅了された, その世界観に衝撃を受け, 父は住友のエリート社員で毎年, 肥後橋といえば金光教の玉水教会, 手塚治虫は戦後, 大違いの出生である, さいとうたかをとは, というような洗練されたブルジョワジーであった, で洋食を食べていた, しかし玉水教会は奇跡の教会で, アラスカ, 何が奇跡か, アニメを観て高級レストラン, でディズニー, その手塚漫画に, 朝日新聞の文化施設, 正月になると家族で朝日会館, 手塚治虫は祖父は司法官, 日本の漫画文化の第一人者となるが, その薫陶を受けたのが手塚治虫, アメリカの漫画文化の代表はディズニーだが, じつは信太山の名もなき米兵が捨てた一冊のペーパーブックだったというのは歴史の皮肉というべきか悪戯というべきか滑稽というべきか, その劇画の萌芽が, ゴルゴ13, 肥後橋を歩く, ついにはギネスも認める世界最長の漫画, あんなのはこどもの遊びですよ, の作家としてデビューし, とアンチを唱えたのが, 大人をターゲットにした, こども向けの漫画ではなくて青年, さいとうたかをは, その後, の作家として大成功を収める, ここは戦前は帝國陸軍の演習場であったが戦後は米軍が接収した, ツーリズムのプロジェクトを始めました, 位置付けられている, いわき平時空マップ, faroのみなさんが, いわき時空散走, それが, プロデューサーとしてプロジェクトにネーミングをつけましたが, いわきで自転車によるコミュニティ, さらに, 博物館を巡って, さんからご依頼を受けて, よくわかりましたなあ, ノレル, いろいろと話をお聞きして, アトム, という取り組みをやっていて, その流れの中に散走という自転車文化の提唱があり, こちらもいわき時空散走の取り組みをご紹介させて頂きましたが, 充実の展示で圧巻でした, そこで散走について本家本元のシマノさんからお教え頂きたいということでノレル, の権丈さんと一緒に表敬訪問しました, 大仙にあった自転車博物館はこどもの頃からよく通っていたのですが, それを融合させたわけですが, リニューアルされたこちらのミュージアムは僕は初訪問, のみなさんに教えられて, 自転車の未来は可能性に満ち溢れてますな, 可能性の追求があり, 勉強になりました, 散走の話よりも自転車の歴史, 文化の話が主でしたが要するに散走という概念もポッと出てきた言葉ではないということでしょう, という言葉があるとノレル, 200年に渡る自転車の開発, 紆余曲折や試行錯誤, なんて不思議の話があるから面白い, 神保さんからは, という言葉の出処が実は堺が誇る自転車メーカーのシマノさん, これは君の責任で提出するのだからちゃんと自分の名前を書きなさい, という新町芸妓さんの回想の手記を読んだことがあります, 玉水教会だけがポツンと建っていた, 東郷麿智夫という, 近所でも評判の悪ガキだったさいとうたかをは, ある日, 学校のテストを白紙で提出した, 東郷先生はそれを一瞥して, と諭したという, ここのお狐さんは大空襲の時にやってきて見事に鎮火してくれたという, 無回答の白紙を咎めるのではなくて記名することで覚悟を求めた, 新町から北はすべて焼け野原なのに, 人間社会の約束事, 世の礼儀, を初めて教えてくれたのが東郷先生であったと, のちにさいとうたかをは述懐している, さいとうたかをの故郷の福泉の近くには信太山があった, この奇跡を起こしたのが玉水教会の裏手にある荒光稲荷大明神さんという, ほんまかいな, 面白い, またオモロイことはじまったらいいますんでw, と太鼓判を押されたので, よかったなあと思いますw, 堺といわきと, 散走ネットワークで繋がりを模索したいし, 空からお狐さんが飛来してきて救済してくれた, 新しいプロジェクトも起こせるのではないか, と思ってます, 近代戦争ですが, であるが実際に荒光稲荷さんの奉納画にその時の様子が描かれている, お楽しみに, いつまでやってるんやろう, ずっとやってますが, さいとうたかをの自伝などによるとゴルゴ13ことデューク東郷のモデルのひとりは堺の福泉町立中学校の恩師, 大阪大空襲だから当然, こういうの, 決して上手い絵ではないが味のあるテイストで好きですなあ, theme, リボンの騎士, という親父ギャグみたいな由縁であろうか, 治りますように, と願掛けした, 霊験あらたかであったのか, 一時期は老人の集会所も出来たという, 僕がとくに面白いと思ったのが, 岡部公に歯向かった, になった, 非業の死を遂げた土生氏の残念無念の歯噛みを思って, 歯神さまだから歯に効く, 単なる虫歯の痛みぐらい我慢しろ, ということなのかも知れない, 虫歯の痛み, 超つらいがw, ちなみに没落した土生氏の頭領だが, 子孫の方がいて, それは岸和田から和歌山方面に落魄れていったらしい, 土生郷ではその御恩を忘れずに和歌山の土生氏の方に長くお米などを贈ったりもしたそうだ, いまは交流がないという, 歯に悩む村人が歯神さまにお参りして痛い歯には歯神さまの石を当てて, として伝承して密かに村の中で祀っていたらしい, 後裔の方に会えたりしたら面白い言い伝えのひとつやふたつ, かなりの重税を強いたらしく, だから岸和田よりも土生の方が名が通っていた, 山手にあるから当然のことながら田畑の水利権も土生郷が牛耳っていた, 山の土生郷から海の岸和田に水を流す, それで岸和田に田畠が作られて人が住めるようになった, いまも岸和田の農業関係者は水の利用料を土生の水利関係者に納めているとか, 栄光の土生郷であるが, それが没落するキッカケになったのが岸和田藩が出来て岡部公がやってきたこと, 岡部公は, それに反発して地元側が強訴した, それを, その強訴の主唱者のひとりが土生氏だった, 結果として土生の一族は反逆者として逮捕され, 処刑される, 土生郷のために, と立ち上がった義民であり, 処罰されたが, 地元では悲劇の英雄である, 岡部公の目があるから大っぴらに墓などは作れなかった, そこで供養の塚は作ったが, 残念なことです, 聞けるかも知れないが, 岸和田よりも土生の方が山手で, のブログ, スケジュールと予約, ページ, ホーム, 観光家, コモンズ, デザイナー, 社会実験者の陸奥賢, むつさとし, 読売教育賞最優秀賞受賞, と興味深かった, 当事者研究スゴロク, 歌垣風呂, 仏笑い, 北船場将棋, 死生観光トランプ, フォトスゴロク, ヘンな遊びを色々と考案してフリーでばらまいている人, 2022, 岡部公の物語もこういう風に語られるのか, 岡部公の土生郷に対してのイヤガラセ, 邪魔であるということで下松の方に移したという, はこれだけに留まらない, 土生郷の村人の墓をじつは強制的に移転させた, 土生郷内に泉光寺という臨済宗の寺院があるが, この寺院の檀家が岡部公だった, 泉光寺には歴代藩主の墓があり, 岡部公が月参りをする, そのさいに土生郷を通行するが, その途上に土生郷の墓地があり, 土生郷の墓であるから, 土生郷から眺めてみると岸和田, もちろん長く豪族をしていた土生一族の墓もあったに違いない, しかし, もはや土生氏の時代ではなくて岡部公の時代であるというのを土生郷の住民に判らせないといけない, 墓の移転は, 明らかに岡部公の権力を見せつけるためのデモンストレーションではないだろうか, 基本的に岸和田では岡部公は名君として褒め称えられて顕彰されている, しかし物事はそんなに単純ではない, 温度差, 地域差は当然ある, 古くから発達していて, といわれた, 後期の, そういう人間になる, がいた, エリート, 出世頭, もいれば, どうしようもない奴, 香雪美術館の原点として興味深い企画展でした, もいたりした, 一つ屋根の下で暮らしてるから, も見ていて, 察していて, よくわかっていた, そういう複雑な家庭に育った人たちが世の中に出て社会を作るから, 社会にも, ある種のキャパシティがあり, 寛容さが担保された, いまは少子化, 核家族化で, 親戚一同の中に, 昔は大家族だったから親, マンガの神様, 陽だまりの樹, アドルフに告ぐ, などを見比べると, 全くタッチが変わっていることに気づく, 必死になって劇画の手法を学び, 取り入れて自身の表現を進化させた, この辺が手塚の凄いところで, さすが, ですな, 興味深い, ディズニーと10セントブックスというアメリカ文化のハイカルチャーとローカルチャ, が手塚治虫の漫画とさいとうたかをの劇画の源流にある, ふたりとも大阪人であるが, 手塚はキタの人, さいとうたかをはミナミの人, 大阪の郊外都市文化圏のコントラストがまた面白く, が必然的に少ない, 土生郷岸和田, 土生郷のまち歩きのあと, 逍遥だったり, 巡礼だったり, 遊びだったりする, そういう道具をたくさん持っている人は, やっぱり, 人間に幅がありますわ, おもろい, やさしい, 土生神社の社務所でまち歩きの参加者や氏子のみなさんと懇親会, 越境のための道具がアートだったり, 交流会, 土生郷の歴史は古い, 条里制の跡もあれば土生神社も式内社である, 熊野街道も通る, 地元には豪族の土生氏が長く統治者として君臨していたらしい, いまは, 岸和田市土生, であるが, かつては, 観光だったり, ということになる, ある意味, とてもいいことです, 平安な家庭で暮らして世の中に出るから, そこで初めて, に出会って衝撃を受け, 拒絶反応が出てシャットダウンしたりする, 理解が及ばない, 自分の中にはいない, と遭遇してクラッシュしてしまう, そういう人たちが増えていくと必然的に社会そのものから寛容性が失われていく, 平安な家庭に生まれ育ったことは, それがダメなことだとは全く思わない, だからでこそ, に触れる, 触れてしまう, 機会をどのように担保するか, が非常に重要になってくる, それは結局のところ, 自分の環境, 世界観からの, 大変な人間, というのは何を融通してくれるか, 茶道具への興味関心に繋がっていったという, 2014年12月, 2014年7月, 2014年8月, 2014年9月, 2014年10月, 2014年11月, 2015年1月, 2014年5月, 2015年2月, 2015年3月, 117, 2015年4月, 2015年5月, 145, 2015年6月, 2014年6月, 2014年4月, 2015年7月, 2013年10月, 2013年4月, 2013年5月, 2013年6月, 2013年7月, 2013年8月, 2013年9月, 136, 2013年11月, 2013年12月, 2014年1月, 2014年2月, 2014年3月, 2013年2月, 153, 2016年10月, 2016年11月, 185, 2016年12月, 2017年1月, 2017年2月, 2017年3月, 2017年4月, 163, 212, 2017年5月, 346, 2017年6月, 216, 2017年7月, 2017年9月, 2017年10月, 2016年9月, 2016年8月, 2015年8月, 115, 2015年9月, 2015年10月, 2015年11月, 2015年12月, 2016年1月, 147, 2016年2月, 2016年3月, 178, 140, 2016年4月, 245, 2016年5月, 195, 2016年6月, 179, 2016年7月, 2013年3月, 2013年1月, 2018年1月, 2008年8月, 2008年1月, 2008年2月, 2008年3月, 2008年4月, 2008年5月, 2008年6月, 2008年7月, 2008年9月, 2007年11月, 2008年10月, 2008年11月, 2008年12月, 2009年1月, 2009年2月, 2009年3月, 2009年4月, 2009年5月, 2007年12月, 2007年10月, 2009年7月, org, valid, and, css, xhtml, neoease, copyright, 2007, トップ, コメントの, 最近の投稿, 投稿の, ログイン, メタ情報, 境界をゆく, twitter, 陸奥賢, 大阪モダン寺巡礼, リンク, 2009年6月, 2009年8月, 2012年12月, 2012年2月, 2011年7月, 2011年8月, 2011年9月, 2011年10月, 2011年11月, 2011年12月, 2012年1月, 2012年3月, 2011年5月, 2012年4月, 2012年5月, 2012年6月, 2012年7月, 2012年8月, 2012年9月, 2012年10月, 2012年11月, 2011年6月, 2009年9月, 2010年6月, 2009年10月, 2009年11月, 2009年12月, 2010年1月, 2010年2月, 2010年3月, 2010年4月, 2010年5月, 2010年7月, 2011年4月, 2010年8月, 2010年9月, 2010年10月, 2010年11月, 2010年12月, 2011年1月, 2011年2月, 2011年3月, 2017年11月, 2018年3月, やがて仏教美術, 中を覗くと, 掘り出しもんが出るそうです, なるほどなあ, たまに僕も市をふらふら眺めたりしますが, こうたことはないなあw, 谷町まち歩き, 日本最大の木彫の地蔵大仏が制作されたそうで, いまもまだ大仏殿を工事中, でっかい地蔵大仏さんが確かにいらっしゃいました, とお聞きしたら, 大仏殿が完成したらまた改めてお参りしたい, 藤次寺さんはご本尊が如意宝珠融通尊なので, 融通さん, と呼ばれる, 如意宝珠融通尊は宝生如来のことで, 本来は五智如来の構成メンバー, 東寺の五智如来, 天王寺さんの市ですわ, どこでこうたりしてはるんですか, が有名だが, ご当主の奥野さんにご案内されて蔵カフェ, zhua, xia, xian, guo, youdao, google, page, 桜の庄兵衛, アフリカ由縁のものもあって興味深い, の2階を案内される, 奥野さんは民芸にお詳しく, そのコレクションを展示しているとか, 年始なので戎大黒, 鶴亀といった縁起物が並んでいた, 奥野さんはガラクタといいますが, 日本の民芸のみならず, アジア, 戦隊ヒーローみたいでカッコいい, 宝生如来がご本尊の寺院というのは日本でも珍しいらしい, trip, お写し, の護符などはない, あくまで戦前の信仰です, 売ってたら買いますわ, もちろん, ですがw, 僕の名前は出てませんがw, 大阪の寺院は, よろしければご視聴ください, 村山香雪こと村山龍平は朝日新聞を日本有数の大新聞に発展させた最大の功労者であるが, 元は和歌山, 田丸藩士, 武士出身者なだけに刀剣に対する思い入れは強い, 本人の嗜好, 趣味が走っていて美術品というよりも実用性を重視しているようなところがあって面白かった, 香雪はまず刀剣のコレクターとなり, いまは残念ながら, 大人ですな, お金がない人が買う, というとお金ですw, 融通さんは, お金を融通してくれる, ので大阪人から篤く敬われた, とくに昔は節分の時には融通さんにお参りしてご本尊を写した, の護符を買ったらしい, の護符は, ここに融通, ドライというかなんというか, さんが来てほしいと財布の中に入れたり, 家の中に貼ったりしたらしい, の護符はお金持ちが買った, もうお金がどっかに融通しないように, お金がでていかないように, と護符で金庫を封印したというわけです, プロレタリアとブルジョアに合わせて護符を用意していた, yahoo, newsgator, 2018年4月, 2021年1月, 2020年7月, 2020年8月, 2020年9月, 2020年10月, 2020年11月, 2020年12月, 2021年2月, 2021年3月, 2021年4月, 162, 2021年5月, 2021年6月, 2021年7月, 2021年8月, 2021年9月, 2020年6月, 2020年5月, 2021年12月, 2019年5月, 2018年5月, 2018年6月, 2018年7月, 2018年9月, 2018年11月, 2019年2月, 2019年3月, 2019年4月, 2019年6月, 2019年7月, 2019年9月, 2019年10月, 2019年11月, 2020年3月, 2020年4月, 2021年11月, 2022年1月, bloglines, 2023年11月, 2023年12月, 2024年1月, 2024年2月, 月を選択, アーカイブ, 2023年9月, inezha, 2023年10月, 2023年8月, 2022年2月, 2022年9月, 2022年3月, 2022年4月, 154, 2022年5月, 111, 2022年6月, 2022年7月, 2022年8月, 2022年10月, 2023年7月, 2022年11月, 2022年12月, 2023年1月, 2023年2月, 2023年3月, 2023年4月, 2023年5月, 2023年6月, むつさとしのブログ,
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むつさとしのブログ mutsu satoshi com 観光家 コモンズ デザイナー 社会実験者の陸奥賢 むつさとし のブログ 大阪七墓巡り復活プロジェクト まわしよみ新聞 読売教育賞最優秀賞受賞 直観讀みブックマーカー 当事者研究スゴロク 歌垣風呂 劇札 仏笑い 北船場将棋 死生観光トランプ フォトスゴロク など ヘンな遊びを色々と考案してフリーでばらまいている人 ホーム インタビュー集 プロフィール お問い合わせ 大阪まち歩き大学 スケジュールと予約 ページ 2022 年 5 月 28 日 陸奥 賢 comments off check カテゴリー 雑感 タグ 岸和田七墓巡りを土生から始める町歩き 陸奥賢さんを迎えて 2024 年 3 月 25 日 陸奥 賢 comments off 土生郷のまち歩きのあと 土生神社の社務所でまち歩きの参加者や氏子のみなさんと懇親会 交流会 土生郷の歴史は古い 条里制の跡もあれば土生神社も式内社である 熊野街道も通る 地元には豪族の土生氏が長く統治者として君臨していたらしい いまは 岸和田市土生 であるが かつては 土生郷岸和田 といわれた 岸和田よりも土生の方が山手で 古くから発達していて だから岸和田よりも土生の方が名が通っていた 山手にあるから当然のことながら田畑の水利権も土生郷が牛耳っていた 山の土生郷から海の岸和田に水を流す それで岸和田に田畠が作られて人が住めるようになった いまも岸和田の農業関係者は水の利用料を土生の水利関係者に納めているとか 栄光の土生郷であるが それが没落するキッカケになったのが岸和田藩が出来て岡部公がやってきたこと 岡部公は かなりの重税を強いたらしく それに反発して地元側が強訴した その強訴の主唱者のひとりが土生氏だった 結果として土生の一族は反逆者として逮捕され 処刑される 土生郷のために と立ち上がった義民であり 処罰されたが 地元では悲劇の英雄である 岡部公の目があるから大っぴらに墓などは作れなかった そこで供養の塚は作ったが それを 歯神さま として伝承して密かに村の中で祀っていたらしい 歯神さまだから歯に効く 歯に悩む村人が歯神さまにお参りして痛い歯には歯神さまの石を当てて 治りますように と願掛けした 霊験あらたかであったのか 一時期は老人の集会所も出来たという 僕がとくに面白いと思ったのが 岡部公に歯向かった から 歯神さま になった という親父ギャグみたいな由縁であろうか いや 非業の死を遂げた土生氏の残念無念の歯噛みを思って 単なる虫歯の痛みぐらい我慢しろ ということなのかも知れない 虫歯の痛み 超つらいがw ちなみに没落した土生氏の頭領だが 子孫の方がいて それは岸和田から和歌山方面に落魄れていったらしい 土生郷ではその御恩を忘れずに和歌山の土生氏の方に長くお米などを贈ったりもしたそうだ いまは交流がないという 残念なことです 後裔の方に会えたりしたら面白い言い伝えのひとつやふたつ 聞けるかも知れないが 岡部公の土生郷に対してのイヤガラセ はこれだけに留まらない 土生郷の村人の墓をじつは強制的に移転させた 土生郷内に泉光寺という臨済宗の寺院があるが この寺院の檀家が岡部公だった 泉光寺には歴代藩主の墓があり 毎月 岡部公が月参りをする そのさいに土生郷を通行するが その途上に土生郷の墓地があり 邪魔であるということで下松の方に移したという 土生郷の墓であるから もちろん長く豪族をしていた土生一族の墓もあったに違いない しかし もはや土生氏の時代ではなくて岡部公の時代であるというのを土生郷の住民に判らせないといけない 墓の移転は 明らかに岡部公の権力を見せつけるためのデモンストレーションではないだろうか 基本的に岸和田では岡部公は名君として褒め称えられて顕彰されている しかし物事はそんなに単純ではない 温度差 地域差は当然ある 土生郷から眺めてみると岸和田 岡部公の物語もこういう風に語られるのか と興味深かった check カテゴリー 雑感 タグ 越境のための道具 2024 年 3 月 14 日 陸奥 賢 comments off 昔は大家族だったから親 兄弟 親戚一同の中に いろんな人 がいた エリート や 出世頭 もいれば どうしようもない奴 や 大変な人間 もいたりした 一つ屋根の下で暮らしてるから そういう人間になる 事情 も見ていて 察していて よくわかっていた そういう複雑な家庭に育った人たちが世の中に出て社会を作るから 社会にも ある種のキャパシティがあり 寛容さが担保された いまは少子化 核家族化で 身内 に いろんな人 が必然的に少ない ある意味 平穏 平安な家庭で暮らして世の中に出るから そこで初めて いろんな人 に出会って衝撃を受け 拒絶反応が出てシャットダウンしたりする 理解が及ばない 自分の中にはいない 他者 と遭遇してクラッシュしてしまう そういう人たちが増えていくと必然的に社会そのものから寛容性が失われていく 平穏 平安な家庭に生まれ育ったことは とてもいいことです それがダメなことだとは全く思わない ただ だからでこそ いろんな人 他者 に触れる 触れてしまう 機会をどのように担保するか が非常に重要になってくる そして それは結局のところ 自分の環境 世界観からの 越境 ということになる 越境のための道具がアートだったり 観光だったり 逍遥だったり 巡礼だったり 遊びだったりする そういう道具をたくさん持っている人は やっぱり 人間に幅がありますわ おもろい そして やさしい check カテゴリー 雑感 タグ 堺市役所 21階にて さいとうたかを展 2024 年 3 月 13 日 陸奥 賢 comments off 堺市役所 21階にて さいとうたかを展 いつまでやってるんやろう ずっとやってますが さいとうたかをの自伝などによるとゴルゴ13ことデューク東郷のモデルのひとりは堺の福泉町立中学校の恩師 東郷麿智夫という 近所でも評判の悪ガキだったさいとうたかをは ある日 学校のテストを白紙で提出した 東郷先生はそれを一瞥して これは君の責任で提出するのだからちゃんと自分の名前を書きなさい と諭したという 無回答の白紙を咎めるのではなくて記名することで覚悟を求めた 人間社会の約束事 世の礼儀 を初めて教えてくれたのが東郷先生であったと のちにさいとうたかをは述懐している さいとうたかをの故郷の福泉の近くには信太山があった ここは戦前は帝國陸軍の演習場であったが戦後は米軍が接収した 現在は自衛隊の駐屯地となっている 信太山は米兵だらけとなり その中の誰かが10セントブックスを山の中に捨てた 10セントブックスは前線で戦う米兵のストレス解消 憂さ晴らしを目的としたもので単純明快なストーリーでアクション バイオレンス エログロが詰め込まれている 要するに頭を空っぽにしても読めるような低俗低級安価なペーパーブックであった それを拾ったのが若き頃のさいとうたかをだった さいとうたかをは絵が描きたくて しかし戦後間もない頃で家は貧しく 腹も減るし 紙もないので もし米兵に見つかったら殺されるかも知れないという命懸けの思いをしながら信太山に密かに忍び込んだ そして食べるものや紙を探したりしているうちに偶然 10セントブックスを拾い その世界観に衝撃を受け 魅了された その後 さいとうたかをは こども向けの漫画ではなくて青年 大人をターゲットにした 劇画 の作家としてデビューし ついにはギネスも認める世界最長の漫画 ゴルゴ13 の作家として大成功を収める その劇画の萌芽が じつは信太山の名もなき米兵が捨てた一冊のペーパーブックだったというのは歴史の皮肉というべきか悪戯というべきか滑稽というべきか アメリカの漫画文化の代表はディズニーだが その薫陶を受けたのが手塚治虫 手塚治虫は祖父は司法官 父は住友のエリート社員で毎年 正月になると家族で朝日会館 朝日新聞の文化施設 でディズニー アニメを観て高級レストラン アラスカ で洋食を食べていた というような洗練されたブルジョワジーであった さいとうたかをとは 大違いの出生である 手塚治虫は戦後 日本の漫画文化の第一人者となるが その手塚漫画に あんなのはこどもの遊びですよ とアンチを唱えたのが さいとうたかをらの劇画集団であった 結果 手塚は虫プロの失敗 倒産などもあり 終わった漫画家 扱いをされて辛酸を舐める しかし青年漫画に活動の舞台を移し ブラックジャック 火の鳥 ブッダ といった 劇画 で奇跡の復活を果たす 手塚作品の初期の アトム リボンの騎士 と 後期の 陽だまりの樹 アドルフに告ぐ などを見比べると 全くタッチが変わっていることに気づく 必死になって劇画の手法を学び 取り入れて自身の表現を進化させた この辺が手塚の凄いところで さすが マンガの神様 ですな ディズニーと10セントブックスというアメリカ文化のハイカルチャーとローカルチャ が手塚治虫の漫画とさいとうたかをの劇画の源流にある ふたりとも大阪人であるが 手塚はキタの人 豊中 池田 宝塚 で さいとうたかをはミナミの人 堺 和泉 で 大阪の郊外都市文化圏のコントラストがまた面白く 興味深い check カテゴリー 雑感 タグ 堺 シマノ自転車博物館 博物館では散走の取り組みに詳しい神保さんにご案内頂き いろいろとお教えいただきました 2024 年 3 月 7 日 陸奥 賢 comments off 堺 シマノ自転車博物館 博物館では散走の取り組みに詳しい神保さんにご案内頂き いろいろとお教えいただきました 散走の話よりも自転車の歴史 文化の話が主でしたが要するに散走という概念もポッと出てきた言葉ではないということでしょう 200年に渡る自転車の開発 発展 紆余曲折や試行錯誤 可能性の追求があり その流れの中に散走という自転車文化の提唱があり 位置付けられている 博物館を巡って よくわかりましたなあ いろいろと話をお聞きして また こちらもいわき時空散走の取り組みをご紹介させて頂きましたが 神保さんからは 面白い と太鼓判を押されたので よかったなあと思いますw 堺といわきと 散走ネットワークで繋がりを模索したいし 新しいプロジェクトも起こせるのではないか と思ってます またオモロイことはじまったらいいますんでw お楽しみに check カテゴリー 雑感 タグ 堺 シマノ自転車博物館へ 2024 年 3 月 7 日 陸奥 賢 comments off 堺 シマノ自転車博物館へ 去年 ノレル さんからご依頼を受けて いわきで自転車によるコミュニティ ツーリズムのプロジェクトを始めました プロデューサーとしてプロジェクトにネーミングをつけましたが それが いわき時空散走 faroのみなさんが いわき平時空マップ という取り組みをやっていて さらに 散走 という言葉があるとノレル のみなさんに教えられて それを融合させたわけですが この 散走 という言葉の出処が実は堺が誇る自転車メーカーのシマノさん そこで散走について本家本元のシマノさんからお教え頂きたいということでノレル の権丈さんと一緒に表敬訪問しました 昔 大仙にあった自転車博物館はこどもの頃からよく通っていたのですが リニューアルされたこちらのミュージアムは僕は初訪問 充実の展示で圧巻でした 自転車の未来は可能性に満ち溢れてますな 勉強になりました check カテゴリー 雑感 タグ 玉水教会の裏手にある荒光稲荷大明神さん 2024 年 2 月 20 日 陸奥 賢 comments off 大阪まち歩き大学 肥後橋を歩く 肥後橋といえば金光教の玉水教会 そうなのか いや しかし玉水教会は奇跡の教会で 何が奇跡か というと大阪大空襲で周りは完全に焼け野原になったのに なぜか教会だけは無事であった 新町から北はすべて焼け野原なのに 玉水教会だけがポツンと建っていた という新町芸妓さんの回想の手記を読んだことがあります この奇跡を起こしたのが玉水教会の裏手にある荒光稲荷大明神さんという ここのお狐さんは大空襲の時にやってきて見事に鎮火してくれたという ほんまかいな であるが実際に荒光稲荷さんの奉納画にその時の様子が描かれている 決して上手い絵ではないが味のあるテイストで好きですなあ こういうの 大阪大空襲だから当然 近代戦争ですが 空からお狐さんが飛来してきて救済してくれた なんて不思議の話があるから面白い check カテゴリー 雑感 タグ 中之島香雪美術館にて 刀と拵の美 2024 年 2 月 20 日 陸奥 賢 comments off 中之島香雪美術館にて 刀と拵の美 村山香雪こと村山龍平は朝日新聞を日本有数の大新聞に発展させた最大の功労者であるが 元は和歌山 田丸藩士 武士出身者なだけに刀剣に対する思い入れは強い 本人の嗜好 趣味が走っていて美術品というよりも実用性を重視しているようなところがあって面白かった 香雪はまず刀剣のコレクターとなり やがて仏教美術 茶道具への興味関心に繋がっていったという 香雪美術館の原点として興味深い企画展でした check カテゴリー 雑感 タグ 去年12月に 堺のことを教えてください とon the tripさんに取材をお願いされて 黄金の日日 をテーマにまち歩きをして それが音声ガイドになりました 2024 年 2 月 20 日 陸奥 賢 comments off on the trip 去年12月に 堺のことを教えてください とon the tripさんに取材をお願いされて 黄金の日日 をテーマにまち歩きをして それが音声ガイドになりました 僕の名前は出てませんがw よろしければご視聴ください m _ _ m check カテゴリー 雑感 タグ 谷町九丁目駅から徒歩約30秒の駅近寺院 が藤次寺さん 2024 年 2 月 20 日 陸奥 賢 comments off 谷町まち歩き 谷町九丁目駅から徒歩約30秒の駅近寺院 が藤次寺さん 日本最大の木彫の地蔵大仏が制作されたそうで いまもまだ大仏殿を工事中 中を覗くと でっかい地蔵大仏さんが確かにいらっしゃいました 大仏殿が完成したらまた改めてお参りしたい 藤次寺さんはご本尊が如意宝珠融通尊なので よく 融通さん と呼ばれる 如意宝珠融通尊は宝生如来のことで 本来は五智如来の構成メンバー 東寺の五智如来 戦隊ヒーローみたいでカッコいい が有名だが 宝生如来がご本尊の寺院というのは日本でも珍しいらしい 融通 というのは何を融通してくれるか というとお金ですw 融通さんは お金を融通してくれる ので大阪人から篤く敬われた とくに昔は節分の時には融通さんにお参りしてご本尊を写した 白のお写し と 金のお写し の護符を買ったらしい 白のお写し の護符は お金がない人が買う ここに融通 お金 さんが来てほしいと財布の中に入れたり 家の中に貼ったりしたらしい 金のお写し の護符はお金持ちが買った もうお金がどっかに融通しないように お金がでていかないように と護符で金庫を封印したというわけです プロレタリアとブルジョアに合わせて護符を用意していた ドライというかなんというか 大人ですな 大阪の寺院は いまは残念ながら お写し の護符などはない あくまで戦前の信仰です 売ってたら買いますわ もちろん 白のお写し ですがw check カテゴリー 雑感 タグ 豊中 岡町まち歩き 奥野家住宅 2024 年 2 月 16 日 陸奥 賢 comments off 豊中 岡町まち歩き 奥野家住宅 ご当主の奥野さんにご案内されて蔵カフェ 桜の庄兵衛 の2階を案内される 奥野さんは民芸にお詳しく そのコレクションを展示しているとか 年始なので戎大黒 鶴亀といった縁起物が並んでいた 奥野さんはガラクタといいますが 日本の民芸のみならず アジア アフリカ由縁のものもあって興味深い どこでこうたりしてはるんですか とお聞きしたら 天王寺さんの市ですわ と 掘り出しもんが出るそうです なるほどなあ たまに僕も市をふらふら眺めたりしますが こうたことはないなあw check カテゴリー 雑感 タグ page 1 of 794 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 794 rss google youdao xian guo zhua xia my yahoo newsgator bloglines inezha プロフィール お問い合わせ プロフィール お問い合わせ インタビュー集 検索 2024年3月 月 火 水 木 金 土 日 2月 1 2 3 4 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2008年10月 3 2008年9月 9 2008年8月 10 2008年7月 18 2008年6月 7 2008年5月 2 2008年4月 7 2008年3月 4 2008年2月 1 2008年1月 4 2007年12月 3 2007年11月 5 2007年10月 3 最近の投稿 岸和田七墓巡りを土生から始める町歩き 陸奥賢さんを迎えて 越境のための道具 堺市役所 21階にて さいとうたかを展 堺 シマノ自転車博物館 博物館では散走の取り組みに詳しい神保さんにご案内頂き いろいろとお教えいただきました 堺 シマノ自転車博物館へ 玉水教会の裏手にある荒光稲荷大明神さん 中之島香雪美術館にて 刀と拵の美 リンク まわしよみ教科書 まわしよみ教科書 facebook まわしよみ新聞 まわしよみ新聞 facebook 大阪モダン寺巡礼 facebook 大阪七墓巡り復活プロジェクト facebook 直観讀みブックマーカー 直観讀みブックマーカー facebook 陸奥賢 facebook 陸奥 境界をゆく twitter メタ情報 ログイン 投稿の rss コメントの rss wordpress org media rss media rss トップ wordpress copyright 2007 2024 mutsu satoshi com theme by neoease valid xhtml 1 1 and css 3
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