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ンはこれ以降ビートルズとしてスタジオに戻ることはなく 実質的にビートルズは解散した 31 注釈 16 ソロ活動 編集 初期の活動とアメリカ移住 1970年 1972年 編集 1970年2月 フィル スペクター がプロデュースし ハリスンも参加した インスタント カーマ は米英でトップ5ヒットとなりゴールドディスクを獲得した 注釈 17 4月1日から9月15日まで レノンとオノはロンドンのティッテンハーストと アメリカ ロサンゼルス の アーサー ヤノフ 博士のクリニックで 彼が提唱した精神療法である 原初療法 を受けた 注釈 18 帰国後 プロデューサーにスペクターを迎え スター フォアマン ビリー プレストン と共にレコーディングを開始 12月にアルバム ジョンの魂 とシングル マザー を発表した 1971年6月 アルバム イマジン の制作を開始した 発表は10月 これにはハリスン ホワイト ケルトナー キング カーティス サキソフォーン が参加した 米国1位 英国1位 日本1位 オリコン 総合チャート と大ヒットを記録した 9月 レノンは活動の拠点を アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク に移し グリニッジ ヴィレッジ のアパートで生活を始めた イギリスでメディア中心に様々な批判にさらされていたことで 妻オノ ヨーコからニューヨークなら 静かに 道を歩けると勧められたと語っている 35 ここでジェリー ルービンやアビー ホフマン ボビー シールら多くの反体制活動家やミュージシャンと知り合い 政治活動 公務員に対して禁止されている政治活動の行動類型 に積極的に参加した レノンはルービン ホフマン シールらの印象が 自分のそれと同様に マス メディアによって悪く歪曲されていることを知った 大麻所持で通常よりも重い10年間の禁固刑を受けた反体制活動家 ジョン シンクレア の救済公演への出演 アッティカ刑務所 の入所者家族のための慈善公演 ともに1971年12月 なども行った ジョンは 公式に特定の政党を支持したことは一度もなかったが 人々に力を 民衆に権力を と主張しアメリカ国内でデモ行進をした 1971年6月にはパーティーで マイルス デイヴィス と会い 一対一のバスケット ボールを楽しんだ この様子は 動画サイトに残っている 1972年2月に テレビ番組 マイク ダグラス ショー に出演し 少年時代から敬愛する チャック ベリー と共に メンフィス テネシー と ジョニー b グッド を演奏した 5月にワシントン スクエアの教会で慈善公演に出演した 1972年3月 移民局から呼出しを受け イギリスでの大麻使用歴を理由に国外退去を命じられ 移民局と係争 35 ニューヨーク市長のジョン リンゼイが移民局に退去命令の破棄を求める事態となる 大統領 リチャード ニクソン は ロナルド レーガン と同じく 50年代にマッカーシーの赤狩りに協力したような政治家だった ニクソン時代のfbi長官 ジョン エドガー フーヴァー と fbiによる監視 については レノンの死後に関係者の訴訟により膨大な量の調査報告書が公開されている 36 このような理由から レノンの大麻不法所持による逮捕歴を理由としたアメリカへの再入国禁止処分について再延長の手続きをとり続けた 37 1972年6月発表の サムタイム イン ニューヨーク シティ はニューヨークのローカル バンドの エレファンツ メモリー がバックを務め 刑務所での暴動 人種問題や性差問題 北アイルランド紛争 アメリカ合衆国 の グリーンカード について歌い アルバム ジャケットに裸踊りをする リチャード ニクソン と 毛沢東 の合成写真を使用した 8月30日 レノンはエレファンツ メモリーとともに 精神発達遅滞児童を援助する2回の慈善公演 ワン トウ ワン をニューヨークの マディソン スクエア ガーデン で行い スティーヴィー ワンダー と 平和を我等に を共演したほか ビートルズ時代の カム トゥゲザー を披露した 注釈 19 9月6日には 筋ジストロフィー 患者を援助する24時間チャリティテレビ番組 ジェリー ルイス レイバー デイ テレソン にエレファンツ メモリーとともに出演した ヌートピア 宣言と 失われた週末 1973年 1975年 編集 個人秘書の メイ パン 1973年3月13日 レノンはハリスンと共にスターのソロ アルバム リンゴ のために提供した アイ アム ザ グレーテスト のレコーディングに参加した 38 注釈 20 3月23日 米国出入国管理局 は 前年に滞在延長の申請が却下されたのにもかかわらずアメリカ国内で政治的活動を行っていたオノに対して永住権を認める一方で レノンに対しては国外退去命令を出した これを受けて4月1日 夫妻はニューヨークで会見を開き 領土も国境もパスポートもない架空の理想国家 ヌートピア の建国宣言を行ない 米政府の対応を痛烈に批判するとともに 命令の撤回を求める訴訟を続けた 9月 アルバム マインド ゲームス 完成するとレノンはオノのもとを離れ 2人の個人秘書であった メイ パン とともに カリフォルニア州 ロサンゼルス で同棲生活を始めた 40 10月からは フィル スペクター のプロデュースで オールディーズ のカバーアルバムの制作を始めた しかし途中でスペクターがマスターテープを持ったまま行方不明になったため 中断を余儀なくされてしまった 注釈 21 後に 失われた週末 lost weekend とレノンが語ったこの時期 スターや ハリー ニルソン ザ フー の キース ムーン らと毎晩のように飲み歩いて過ごしていた そのため泥酔してナイトクラブで騒ぎを起こして新聞沙汰にもなった 注釈 22 一方 長い間疎遠になっていたマッカートニーとの和解や パンの尽力による前妻シンシアとの間に生まれた息子 ジュリアンとの再会も果たした さらに ローリング ストーンズ の ミック ジャガー の曲 トゥー メニー クックス をプロデュースした 注釈 23 1974年 1974年4月下旬 レノンはスペクターからテープを取り戻すことをいったん諦め ニューヨークに戻った 42 ニルソンの プシー キャッツ をプロデュースした後 自らのプロデュースでアルバム 心の壁 愛の橋 の制作を行った ローリング ストーン 誌でレノンの最高傑作と評価されたこのアルバムは イマジン 以来 ソロとして2作目の全米1位を獲得した また エルトン ジョン と共演した先行シングルの 真夜中を突っ走れ はソロになって初めての全米1位となった その後 エルトンがカバーしたビートルズの ルーシー イン ザ スカイ ウィズ ダイアモンズ で再び共演 シングルカットされ これも全米1位を獲得した 11月28日 マジソン スクエア ガーデン で行われたエルトンの公演に出演 3曲 注釈 24 を演奏した 同公演後に レノンはオノと再会したと言われている また スターのアルバム グッドナイト ウィーン にも参加 タイトル曲 を提供した 注釈 25 息子のショーン レノン 1975年1月 デヴィッド ボウイ の ヤング アメリカンズ のレコーディングに参加 ビートルズ時代の アクロス ザ ユニバース を共演 さらにボウイ カルロス アロマー と フェイム を共作し コーラスとギターで参加した 注釈 26 同時期にレノンはオノの住む自宅へ戻った 2月 カバー アルバム ロックン ロール を発表 同作から スタンド バイ ミー のヒットが生まれた 3月1日には 第17回グラミー賞 最優秀レコード賞 のプレゼンターとして出演した 4月18日に放映されたbbcのテレビ番組 オールド グレイ ホイッスル テスト に出演し ボブ ハリス からのインタビューも受けた 43 注釈 27 また6月13日に放映された ア サルート トゥー サー ルー グレード にも出演し ライヴ パフォーマンスを披露した 注釈 28 10月7日 ニューヨーク州最高裁判所は 米国出入国管理局が前年7月18日にレノンに対して再度出した国外退去命令を認めない判決を下した 注釈 29 これにより3年半余り続いたアメリカ政府との係争はようやく終結した その2日後 レノンが35歳の誕生日を迎えた10月9日 第二子 ショーンが誕生した 注釈 30 同月コンピレーションアルバム シェイヴド フィッシュ ジョン レノンの軌跡 を発表した後 注釈 31 ショーンの養育に専念するため音楽活動から退いた 活動休止と 主夫 生活 1976年 1979年 編集 1976年1月26日に1967年から9年間にわたる emi キャピタル とのレコーディング契約が満了したが 更新には興味を示すことはなく 46 他のレコード会社との契約を結ぶこともなかった しかし 主夫 生活の間も自宅で作曲活動は続けており 時たま自作曲をテープに録音していた 注釈 32 また1976年6月にはスターのアルバム リンゴズ ロートグラヴィア のために クッキン を提供し スタジオでピアノ演奏も行った 1976年7月27日にアメリカでの永住権を獲得 グリーン カード を取得すると 翌1977年から79年にかけて 毎年家族を伴い日本にやってきた 1977年10月4日 日本滞在中に ホテルオークラ で行われた記者会見で 大きな決断ということではないのだが 家族と過ごす以外に創作活動に没頭する時間が取れると思えるようになるまでは 可能なかぎり赤ちゃんと一緒にいることにしました と語り 音楽活動からの 引退 を公式に発表した 47 1979年 当時の 国連事務総長 クルト ヴァルトハイム から12月に開催する予定の カンボジア難民救済コンサート に ビートルズ としての出演を依頼された レノンは公演の趣旨には賛同したが ビートルズ再結成 には興味がなかったため 参加を辞退した 48 注釈 33 活動再開 そして突然の死 1980年 編集 1980年6月 オノの勧めで息抜きに単身訪れた バミューダ諸島 で創作意欲を掻き立てられたレノンは 注釈 34 約2か月の滞在の間に作った曲をスタジオで録音することを思い立った 注釈 35 プロデューサーには旧知の ジャック ダグラス を起用し 注釈 36 8月から新曲の録音を開始した 10月まで続いたセッションではオノの曲も合わせて 22曲が録音された 10月23日に先行シングルとして スターティング オーヴァー をリリース 11月17日には5年ぶりのアルバム ダブル ファンタジー を発表した アルバムは12月6日付けのビルボード誌で初登場第25位 49 シングルは同日付で第6位まで上昇していた 50 12月8日22時50分 米国東部時間 に ニューヨーク の自宅 ダコタ ハウス 前において 近づいてきたファンを名乗る マーク チャップマン に銃撃された すぐに近くの ルーズヴェルト病院 に搬送されたが 失血性ショック により25分後に死亡した 51 52 翌年1月にはスターの 新しいアルバム のためのセッションと次作 ミルク アンド ハニー のための追加セッションを行い その後 日本を皮切りとするワールド ツアーが計画されていた中での突然の死だった 40歳だった 詳細は ジョン レノンの殺害 を参照 レノンの死後 スターティング オーヴァー はビルボード誌で12月27日から5週連続第1位を獲得 セカンドシングル ウーマン も3月21日から3週連続第2位を記録した また ダブル ファンタジー は12月27日から9週連続第1位を獲得した 全世界で500万枚以上を売り上げ レノンのソロキャリアで最大のヒット作となり 第24回グラミー賞 年間最優秀アルバム賞 を受賞した 注釈 37 音楽性の発展 編集 ビートルズ時代 編集 1960年代 ビートルズ はポップ カルチャー ロック ミュージック ロックを目指す若者たちに大きな影響をもたらし 音楽と若者文化の発展に大きく貢献した レノンが単独あるいは中心となって書いた曲は 内省的であり 一人称で書かれた個人的な内容であることも多い レノンのこうした作風と マッカートニーの明るい作風は ビートルズの楽曲に多様性をもたらしていた ビートルズ初期におけるレノン マッカートニーの共作においては シー ラヴズ ユー 抱きしめたい エイト デイズ ア ウィーク などにおける開放感のあるメロディーを生み出した ビートルズ初の大ヒット曲 プリーズ プリーズ ミー のほか 涙の乗車券 アイ フィール ファイン ア ハード デイズ ナイト ヘルプ は実質的にはレノンが書いた曲である マッカートニー作の ミッシェル などで聴かれる感傷的で哀愁漂うメロディーは 彼の楽天的なメロディーに レノンの性格や音楽性が陰影をつけ 曲に哀愁感をもたらした 53 ビートルズ中期には 薬物 と インド音楽 の影響を受け 幻想的で サイケデリック 色の強い作品を制作した アイ アム ザ ウォルラス ストロベリー フィールズ フォーエバー トゥモロー ネバー ノウズ ア デイ イン ザ ライフ ルーシー イン ザ スカイ ウィズ ダイアモンズ などは多くのアーティストに影響を与えた当時の傑作群と言える 1967年6月 ビートルズは世界初の衛星中継テレビ番組に出演した 全世界で4億人が見たとも言われるこの番組で 愛こそはすべて を披露 原題の all you need is love はビートルズやレノンを語るときの代名詞ともなった 後期は単独作が増やし グッド ナイト アクロス ザ ユニヴァース ビコーズ のような美しいメロディーを持つ曲や ヤー ブルース カム トゥゲザー ドント レット ミー ダウン のような ブルース ロック の曲を発表した ソロ時代 編集 1969年 こうしたビートルズ時代に比べ ソロではより簡潔な 和声 の進行と 個性的な歌詞に特徴づけられる曲調へと変化し マザー コールド ターキー 真実が欲しい のような曲を発表している そして インスタント カーマ のようなロカビリー ヴォイスが特徴のロックも制作した また ラヴ のような美しいメロディーの曲や ビートルズ時代の ストロベリー フィールズ フォーエバー ジュリア のように繊細なメロディーで かつ個性的な和声進行を示す独特の曲調は 同時期 1967 1968年 に原曲が書かれたとされる ジェラス ガイ へと発展した さらにエルトン ジョンとの ルーシー イン ザ スカイ の間奏部分や インテューイション 1973 における本格的な レゲエ の導入へと至った 1980年のインタビューではレゲエのリズムを共演ミュージシャンに説明することを要したとの発言がある 54 心の壁 愛の橋 の 愛を生き抜こう ではビートルズの ハッピネス イズ ア ウォーム ガン の通作形式 55 を踏襲した楽曲構成を行った わずか15分で書かれたといわれる ウーマン は 単純ながら 最終部で半音階上昇など カデンツ 終止形 コード パターン にテクニックが使用された楽曲となった 曲の着想はビートルズ時代の ガール を発展させたとレノンが1980年のインタビューで述べている 54 編曲 プロデュース 編集 レノンは編曲の手法を二人のプロデューサーから学んでいる 一人目は 5人目のビートルズ とも呼ばれた ジョージ マーティン である 56 57 注釈 38 当時はプロデューサーとミュージシャンとの関係は対等でなく 圧倒的にプロデューサーの力が強かった しかし マーティンはデビューシングル曲選定の段階で 彼らのオリジナル曲でやりたいという意見を取り入れたり 注釈 39 セッション ミュージシャンを使わなかったり 注釈 40 など 年下のミュージシャンに対しても敬意を持って接していた 注釈 41 また レノンたちはアレンジが加わって自分たちの曲がレコードになる過程を目の当たりにして興味をそそられた 61 録音が終わった後 マッカートニーと共に毎日のように教えを乞いに訪ねてくるレノンに マーティンは様々な音楽的知識を教えている 62 ループ や逆再生など 彼らが興味を持つような新しい手法も紹介した レノンは マーティンは スタジオで私たちを現在の姿にしてくれた 彼は 他のミュージシャンたちとコミュニケーションをとるための言語を 私たちが習得するのを助けてくれた と1971年に語っている 63 二人目はレノンのソロ作品の多くに関わった 音楽制作手法 ウォール オブ サウンド で最もよく知られている フィル スペクター である シングル インスタント カーマ で初めてスペクターと楽曲制作を共にした 注釈 42 レノンは その手際のよい仕事ぶりと満足のいく仕上がりに感銘を受け その後 ソロアルバム ジョンの魂 イマジン でスペクターを起用した 注釈 43 簡潔な音作りをしたいレノンの意向もあり 54 同時期にプロデュースしたハリスンの オール シングス マスト パス と比べて抑制気味の仕上がりとなっているものの 一つの楽器パートを複数の演奏を重ね合わせることで作り上げたり エコー を効果的に使ったりなど スペクターの手法が随所にみられた このスペクターの手法はレノンがセルフプロデュースした マインド ゲームス 心の壁 愛の橋 でも踏襲されていた 注釈 44 また ストリングス ホーンを多用した編曲もスペクターの影響と考えられる ポール マッカートニーとの関係 編集 ポール マッカートニー 2005年 音楽史上最も有名で最も成功した作曲パートナーシップと評されている レノン マッカートニー を共に構成していたマッカートニーに レノンは音楽以外でもその後の人生に大きく関わるきっかけや影響を受けていた オノとの出会いの場となった インディカ ギャラリー を最初にレノンに紹介したのはマッカートニーだった 当時の恋人だった ジェーン アッシャー との関係でギャラリーの支援者となっていたマッカートニーは 67 注釈 45 リボルバー のレコーディングが始まっていた1966年4月 当時書店兼ギャラリーだったインディカにレノンを連れて行った レノンはここでダンバーや バリー マイルズ 注釈 46 を紹介された また トゥモロー ネバー ノウズ を作曲するきっかけとなった チベットの死者の書 サイケデリック バージョン をこの書店で見つけ その場で一気に読破した後 購入した 68 69 注釈 47 レノンが積極的に平和活動に関わる最初のきっかけを作ったのもマッカートニーだった 72 ビートルズ日本公演直前の1966年6月 マッカートニーは哲学者で当時ベトナム戦争反対を唱えていた平和運動家 バートランド ラッセル と2回にわたり面会した 注釈 48 マッカートニーから報告を受けたレノンは非常に関心を持ち リチャード レスター から誘いを受けていた映画 僕の戦争 への出演を決めた また 愛こそはすべて レボリューション など平和への想いを込めた曲を作るようになった 1969年にはオノと共にラッセルと面会し その後の大英帝国勲章の返還や 平和のためのベッド イン などの活動につながっていった しかし アップル コア の経営を巡って二人の間の溝は深まり 結果的にビートルズは解散してしまうことになった マッカートニーの脱退を新聞報道で知ったレノンは 先にグループを脱退していながら秘密にすることを求められていたこともあり マッカートニーが自らの ソロアルバム の宣伝のために脱退を公にしたと考えた さらに ラム の トゥ メニー ピープル でオノとの活動を揶揄されたと感じたレノンは激怒し イマジン の ハウ ドゥ ユー スリープ でマッカートニーの作風をこき下ろし ラム のジャケットのパロディ写真を付録にした この対立は1974年3月 アカデミー賞 授賞式に出席するため 注釈 49 久しぶりに ロサンゼルス を訪れていたマッカートニーがレノンに会いに行き 注釈 50 その場で スティーヴィー ワンダー らを交えてジャム セッションを行ったことで解消された 注釈 51 注釈 52 また同年12月には ハリスンの全米ツアーの打ち上げパーティーにレノンとマッカートニーが揃って出席した 1976年4月 マッカートニーがレノンの自宅を訪れたある日 注釈 53 二人だけで nbcサタデーナイト を観ていると 番組プロデューサーの ローン マイケルズ が登場し 小切手を見せながら ビートルズが再結成して番組に出演するなら 3000ドルを支払う と語りかけた 78 二人は喜び 今から押しかけてやろうか といったんは意気投合したが 結局実行しなかった 後日 マッカートニーは 昔に戻れたみたいでとても嬉しかった と語った レノンは ポールの悪口を言っていいのは俺だけだ 他の奴が言うのは許さない と公言し ハリー ニルソンやメイ パンにでさえ マッカートニーの悪口を言うことは許さなかったと言われている 殺害当日に受けた最期のインタビューでは 人生のうちで2回 すばらしい選択をした ポールとヨーコだ それはとてもよい選択だった 79 と語っている 注釈 54 他のミュージシャンへの影響と関わり 編集 ロック界でもっとも影響力のあったミュージシャンの一人として知られる ビー ジーズ は エプスタインが世界進出に関わったこともあり 特に1960年代から1970年代前半にかけて ジョーク ラヴ サムバディ といった曲の音楽性の類似から しばしばビートルズと比較される事があったが レノンは1980年のインタビューの中で 彼らはとても良い仕事をしているよ と賛辞を送るなど関係は良好だった 80 1978年には サージェント ペパーズ ロンリー ハーツ クラブ バンド を題材にした 映画 に主演している クイーン の フレディ マーキュリー は幼少期からレノンに影響を受けた事を認めている レノン殺害の翌日には イマジン をレノンを偲んで歌っている 81 ビートルズに批判的だった パンクス もレノンから刺激を受けている 元 セックス ピストルズ の ジョン ライドン は 労働階級の英雄 を聴いて この怒りと悔しさは本物だと生まれて初めて感じた ピストルズの方向性が決まった と語っている 同曲をカバーした グリーン デイ の ビリー ジョー アームストロング はジョンから 真実とは何かを学んだ と述べている ザ クラッシュ の ジョー ストラマー は 彼が遺したものの一つは 夢見ることを許されなかった人々に扉を開いたことだ 僕らは永遠に新たな天才が登場するたびにあの天才と比較し続けるだろう と評している ジャクソン ブラウン はローリングストーン誌によると 彼はつねに真実を語った と賛辞を送っている 82 u2の代表作の一つ ブラディ サンデー はレノンの同名曲に因んだものである nowhere誌の中で 元 ポリス の スティング は 我々のようなロックミュージシャンが何ごとかを言えるのはジョンのおかげである と語ったと報じている リアム ギャラガー は もしもジョン レノンに会えたら舐め回してやる と述べている 1995年のレノンの トリビュート アルバム ワーキング クラス ヒーロー のライナーノーツは タイム誌 の記事を紹介し 聞き手と非常に親密で個人的な関係を築く希有なミュージシャン 複雑なリズム コード進行によってロックの限界を拡張し その発展に貢献した と評した また ヴォーカルの二重録音にヒントを得た エフェクター の一種の フランジャー 開発への貢献 ボーカルの電気処理を導入したことでも知られる 日本との関わり 編集 来日 滞在 編集 レノンはビートルズ脱退後4度 プライベートで妻のオノと日本を訪れていた 最初は アルバム ジョンの魂 発表直後の1971年1月13日から21日の9日間 ロサンゼルスから客船で横浜港に到着すると 東京 京都 鎌倉などを訪れた 当初は1か月ほど滞在する予定だったが マッカートニーが起こした裁判が始まり 弁護士にすぐに帰国するように催促されたため 予定を切り上げてイギリスへ戻らざる得なくなった 帰国直前には当時の 東芝音楽工業 洋楽ディレクター水原健二によるインタビューが宿泊していた 帝国ホテル で行われた その際 ジョンの魂 を日本語で しぶいアルバム と表現し 俳句 の影響を示唆した 83 注釈 55 2度目は音楽活動休止中の1977年は5月11日から10月7日までの5か月という長い期間 息子 ショーン を連れて 小野家 の別荘があった 長野県 軽井沢 を中心に過ごし 東京 北海道 京都にも足を運んだ 86 古くから数多くの外国人や著名人を滞在客として迎え入れてきた軽井沢では 町でレノン一家を見かけるのもごく日常的な光景として受け入れられ 干渉されることもなかったため その心地よい空間は彼らに安息を与えた レノンはその気候風土から軽井沢を故郷の英国 リヴァプール 郊外と重ね合わせていたようで 87 滞在中 自分の音楽活動が終わったら この辺りに土地を買って軽井沢で暮らしたい 88 としばしば口にし 売りに出ていた大型物件の内見に行ったこともあったという 89 軽井沢の町を自転車で走行したり 行きつけの パン屋 や 喫茶店 付近の景勝地に立ち寄った時の様子などは 写真に多く残されている なかには森の中でギターの 弾き語り をする様子まで収められている これらの写真の多くは 当時レノン一家のパーソナル アシスタントであった写真家の 西丸文也 によるものであった 86 軽井沢における定宿は 万平ホテル 旧館2階であった ホテル併設のカフェにはレノン直伝の ロイヤルミルクティー があり ホテル内の記念館にはレノンのサインを始め 欲しがったといわれるピアノなどが収められている 注釈 56 またレノンは 1979年に訪れた喫茶店に眼鏡と たばこ ライターを置き忘れていったが 店はそれらを保管していた レノンが エルヴィス プレスリー の訃報を知ったのも 軽井沢に滞在中のことであった 86 そのとき各国メディアの特派員が軽井沢に飛び レノン夫妻を訪ねたが 2人は コメントが流れることで日本での楽しい生活が壊される恐れがある として言及を避けたと 当時の サンケイスポーツ は紙面で報じている 注釈 57 90 3度目は 1978年6月5日から9月16日まで 東京のホテル オークラを中心に3ヵ月滞在 最後となった4度目は 1979年7月28日から8月28日まで 軽井沢の別荘で休暇を過ごした 86 交友関係 編集 日本人 の知己としては ビートルズとして訪日時にともに取材を受けた 加山雄三 注釈 58 ニューヨークのレノン夫妻のもとで過ごした時期のある 横尾忠則 91 訪日時に食事をともにした 内田裕也 樹木希林 夫妻 シンコーミュージック 当時 の 星加ルミ子 らが挙げられる また 音楽評論家 の 湯川れい子 とレノン夫妻の交流は広く知られ 1980年12月5日にも fm東京 で取材を受けている 92 写真家 の 篠山紀信 は アルバム ダブル ファンタジー ミルク アンド ハニー のカバー写真を撮影している また 古美術商 木村東介 の誘いで夫妻で 歌舞伎 隅田川 を観劇し 終幕でレノンが感涙したという逸話もある 86 その際に 歌舞伎役者 中村歌右衛門 の楽屋を訪れたことが縁となり レノンは1975年に行われた歌右衛門の英国公演を支援している 91 売り上げ 編集 日本での売り上げで シングルでは マザー イマジン スターティング オーヴァー ラヴ が上位を占める アルバムは イマジン のほかもオリコン総合チャートで ジョンの魂 が5位 マインド ゲームズ が6位 ダブル ファンタジー が2位 単日では1位 ミルク アンド ハニー が3位と洋楽アーティストの中でも有数の人気を誇っている シングルとアルバムの合計で オリコン誌では210万枚以上に達している 殺害事件 編集 レノンの自宅のあったダコタ ハウス 詳細は ジョン レノンの殺害 を参照 1980年12月8日 レノンは自宅であった ダコタ ハウス で 午前中から音楽誌 ローリング ストーン 掲載用写真のフォト セッション 注釈 59 その後 rkoラジオ ネットワーク によるインタビューに応じた 注釈 60 夕方 レノン夫妻はオノの新曲 ウォーキング オン シン アイス のミックスダウン作業のため ニューヨーク市内にあるレコーディング スタジオに向かうため自宅を出た 車に向かう途中 レノンにサインを求める人が数名近づいてきたが その中に犯人の マーク チャップマン がいた 95 注釈 61 チャップマンはレノンにアルバム ダブル ファンタジー を無言で手渡した それにサインし終えたレノンは 君がほしいのはこれだけかい と尋ねると チャップマンは笑顔で頷いた 95 注釈 62 ダコタ ハウスからすぐの セントラルパーク にあるジョンを偲ぶ イマジンの碑 ミキシング作業を終え スタジオを出たレノン夫妻は 22時50分ごろ自宅の前に到着した 98 2人が車から降りたとき 暗闇で待ち構えていたチャップマンが レノンさんですか mr lennon と呼びかけると同時に銃撃した 52 99 事件後 チャップマンは現場から逃走せず 逮捕 時にも抵抗せず 自分の単独犯行であることを警官に伝えた レノンは駆け付けた警官によりパトカーでルーズヴェルト病院に搬送された 懸命な救命措置が行われたが 既に全身の8割の血液を失っていたレノンは失血性ショックにより23時過ぎに死亡した 52 レノンの遺体は死から2日後の12月10日 ニューヨーク州 ウエストチェスター郡 ハーツデール にある ファーンクリフ墓地 で 火葬 され 遺灰 はオノに渡されたが 葬儀は行われなかった 100 チャップマンにはニューヨーク州法に基づいて 仮釈放 があり得る 無期刑 が下った 服役開始から20年経過した2000年から2024年に至るまで2年ごとに仮釈放審査を受けたが 本人の精神に更生や反省が見られないこと 妻子への再犯の確率が高いこと レノンの遺族が釈放に強く反対していること 釈放されてもレノンのファンに報復で殺害される危険性があるとして仮釈放申請を却下された 2025年の仮釈放申請も却下され 2025年現在も服役中である 101 ディスコグラフィ 編集 詳細は ジョン レノンの作品 を参照 オリジナル アルバム 編集 未完成 作品第1番 トゥー ヴァージンズ unfinished music no 1 two virgins 1968年 未完成 作品第2番 ライフ ウィズ ザ ライオンズ unfinished music no 2 life with the lions 1969年 ウェディング アルバム wedding album 1969年 ジョンの魂 john lennon plastic ono band 1970年 イマジン imagine 1971年 サムタイム イン ニューヨーク シティ sometime in new york city with yoko ono 1972年 マインド ゲームス mind games 1973年 当初の邦題は ヌートピア宣言 心の壁 愛の橋 walls and bridges 1974年 ロックン ロール rock n roll 1975年 ダブル ファンタジー double fantasy with yoko ono 1980年 映像作品 編集 劇場用映画 編集 ジョン レノンの 僕の戦争 how i won the war 1967年 音楽ビデオ クリップ集 編集 ジョン レノン ビデオ コレクション the john lennon video collection 1992年 レノン レジェンド lennon legend the very best of john lennon 2003年 ライヴ演奏 編集 スウィート トロント sweet toronto 1971年 ジョン レノン ライヴ live in new york city 1985年 ワン トゥ ワン one to one 1992年 ドキュメンタリー 記録 編集 イマジンージョン レノンー imagine john lennon 1988年 ザ ビートルズ アンド ビヨンド the beatles and beyond 1991年 ジョン ヨーコ イン マイク ダグラス ショー the mike douglas show with john lennon yoko ono 2001年 ジョン レノン オノ ヨーコ イヤー オブ ピース year of peace john lennon yoko ono 2002年 john yoko ザ ディック キャベット ショー the dick cavett show john yoko collection 2005年 peace bed アメリカvsジョン レノン the u s vs john lennon 2006年 クラシック アルバムズ メイキング オブ ジョンの魂 classic albums john lennon the plastic ono band john lennon plastic ono band 2008年 ジョン レノン ニューヨーク lennonyc 2010年 ジョン レノン 音楽で世界を変えた男の真実 looking for lennon 2018年 102 ジョン レノン 失われた週末 the lost weekend a love story 2023年 ワン トゥ ワン ジョン ヨーコ one to one john yoko 2024年 夢と創造の果てに ジョン レノン最後の詩 borrowed time lennon s last decade 2025年 103 ジョン レノンを題材とした作品 編集 映画 僕たちの時間 the hours and times 1991年 バック ビート backbeat 1994年 ジョン レノン 青春のビートルズ in his life the john lennon story 2000年 ジョン レノンを撃った男 the killing of john lennon 2007年 チャプター27 chapter 27 2007年 ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ nowhere boy 2009年 テレビドラマ ジョン レノンの魂 アーティストへの脱皮 苦悩の時代 lennon naked 2010年 書籍 編集 自著 編集 絵本ジョン レノンセンス 片岡義男 加藤直訳 晶文社 1975年12月 のち筑摩書房 ちくま文庫 2011年 のち晶文社 新版 2013年11月 in his own write 1964年 らりるれレノン ジョン レノン ナンセンス作品集 佐藤良明 訳 筑摩書房 2002年12月 a spaniard in the works 1965年 空に書く ジョン レノン自伝 作品集 森田義信訳 筑摩書房 2002年12月 skywriting by word of mouth 1986年 ai ジョン レノンが見た日本 序 オノ ヨーコ 筑摩書房 ちくま文庫 2001年12月 ai japan through john lennon s eyes a personal sketchbook 1992年 リアル ラヴ ショーンのために描いた絵 序 オノ ヨーコ 徳間書店 ...
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